こちらは苗字の中に一番よくある「佐藤」さんの場合の書き方。
契約書や書類、ホテルのチェックインのサイン、とこれほどパソコンが普及した現代においても、いざというときには手書き文字が欠かせません。とくにビジネスシーンでの影響は絶大です。
『素敵な文字だなぁ、仕事もできそう』
と、文字が上手なだけで人柄やスキルまで素敵に見えてくるから不思議なものです。
あなたも「もっと早く、見栄えのいいサインが出来たらいいのに」 と思ったことはありませんか?
一度、自分だけのマイサインができたら、一生の財産になります。
そこで、かっこいいサインを作るコツを2つご紹介いたします。
(1)サイン全体の構図を決める
まず決めるべきは、サイン全体のフォルム。
三角形、四角形、円形など、どんな図形の中に文字をおさめるかによって、印象が変わるという。
たとえば、以下は「三角形」の中に名前をおさめ、どっしりとした印象を与えている。
こちらは坂内和士さん。底辺がしっかりした三角形の構図は安定したイメージになる。
一方、四角形は落ち着きのある構図、円形は可愛い印象を与える構図。
誠実、やわらかい、エッジが立ってる…などなど、「どんな自分を表現したいか」を考え、構図を選ぶのがコツであるという。
こちらは古木勝之さん。横長の長方形がガッシリとした印象を与える。
「剣道4段!」といった佇まいがある
(2)直線と曲線、どちらかを活かす
文字を形作る線は「直線」「曲線」の2種類。どちらを活かすかによっても、印象は大きく異なる。
直線を強調するとシャープになり、曲線を多用するとやわらかくなるのだ。
タテヨコの直線を活かした藤井拓也さん。名前全体を貫く横線が、一本筋の通ったデキる男感を漂わせている。間違いなく平社員ではなかろう。
山口知果さん。こちらは曲線を強調し、やわらかい印象。トップにも部下にも信頼される女性マネージャーである。その人当たりの良さで、チームを上手にまとめてくれそうだ 。
名は体を表すというが、サインはそれをデザインに落とし込んで表現する。マイサインは「自分はこういう人間です」という周知にもなるし、日常的に使っていくことで「なりたい自分」に近づいていけるのかもしれない。
他にも、ひとつの文字を強調してロゴっぽくするテクニックや
最終筆を利用して、その人の趣味や職業にちなんだモノを図案化するテクニックも。
こちらは「和」の字の形を活かし「ギター」を表現
株式会社署名ドットコム 総合プロデューサー兼代表
2006年に署名ドットコムを創立し、サインデザインの分野でパイオニアとして活躍しています。著書には『サイン・署名の作り方』があります。
海外取引で認証サインの一つに私個人のローマ字のさいんが必要なので、宜しくお願いします。因みに左利きです。