親から貰った名前にはそれぞれ親の想いが込められているし、自ら名づけた作家のペンネームや役者の芸名などは、自分が相手にこう思われたい、こういう人間でありたい、という気持ちを表現したものに他ならない。
その名前を耳で聞くだけではなく、文字としてひとめ見ただけで、こういう人なんだなぁ…なんて思われること、特にそれが一発で相手に好印象を与えられるのならば言うことはない。
顔が見えない相手とのやりとりだから
「署名」を活用して自己アピールを!
相手の顔を見ることなく進行してしまう、メールのやりとりにおいては、「署名」の持つチカラというものが意外にも大きい。
特に初めてのメールにおいて、その送り主の情報をできる限り割り出すために必要な手がかりとしては、メールのフッターに必ずや記載されているであろう、その「署名」部分以外にはありえないのだから。
さて、改めて言うまでも無く、メールの「署名」というものの役割は、基本的には自分の連絡先を相手に伝えるためのものである。
名前はもちろん、所属する会社名、電話番号、メールアドレスといった基本情報を記しさえすれば事足りるのは確かではあるが、そこに一工夫を加えることで、送り主の個性を表現することもできるし、メールを締めくくるアクセントとして、見栄えも良くなる。
そして何よりも、文字だけで構成されている味気ない画面に彩りを加え、楽しいものになるはずだ。
キーボード上に並んだアスキー文字や★や◆などの記号を駆使して緻密に創り上げられた「署名」にはアートな香りさえ感じてしまうもの。
もちろん、懲りすぎはメールマナーに反するし、長々とやってしまうと逆に悪印象を与えることにもなりかねない。
例えば、キャッチフレーズを入れるなら一行に、全体量も10行程度に留めておくのが無難。
せっかくの工夫も相手の迷惑になってしまっては意味はないのだ。
300以上もの個性豊かなメール署名が
フリーで利用できる人気サイトを発見!
自分の個性を体現し、なおかつ必要情報を確実に相手に伝えねばならないメールの署名。
できれば、自分であれこれ考えてもみたいものだが、時間もないしなかなかアイデアも浮かばない。
そんな人にオススメしたいのが「メールサインデザインコレクション」というサイト。
一般の利用者の人たちが自ら考案した署名が、「グリーティング」や「個人・仕事向き」、あるいは「星系」とか「動物系」といった11カテゴリに分けられ、約300以上も登録されているのだ。
使い方は至って簡単。
気に入った署名をコピー&ペーストするだけでOK。あとは自分の個人情報を入力し、メールソフトのフッターに登録するだけで、個性豊かな署名が使えるというものだ。
仕事で使えるようなシンプルなものから、キリンやうさぎなどの動物が描かれているものまでバラエティも豊か。
また、自らが考案した署名も登録することができるのも楽しい。
もちろん、ここに登録されている様々な署名からヒントを得ながらオリジナル署名を組み上げていくのもいいだろう。
「世界標準」の直筆サインを持つ事こそ
国際化社会で生き抜くための条件だ!
元々、日本においては役所への各種届出や契約などの際に印鑑を用いるのが慣わしであったが、クレジットカードが普及するにつれ、所謂欧米スタイルの契約要件である「サイン」というものが徐々にポピュラーになってきた。
人それぞれに文字の筆跡というのがあって、書く人によって筆圧なども違うことから、他人が完全にコピーするということは不可能と考えられ、むしろ印鑑などよりも安全性が高いとされている。
また、印鑑を持ち歩く必要も無く、筆記具さえあればいつでもどこでも必要に応じて対応ができるという合理性も見逃せない。
さて、そんな手書きの「サイン」であるが、ただ普通に文字を書いているだけでは味気ない。
「世界標準」とされている自分だけのサインを持つということはそれなりのステイタスだし、冒頭で述べたよう「名は體を顕す」のだとすれば、それなりのものを準備したいところだ。
そこで紹介したいのが「自筆署名デザイン工房IDEO」と「署名ドットコム」。
どちらも自分のサインをデザインしてくれるというサービスを実施しているサイトで、定型スタイルのものとフルオーダーのどちらかを選択し、自分だけのサインを作ってもらうというわけだ。
もちろん、納品時には練習帳も添付されているので、しっかり手習いして世界標準のオリジナルの署名が手に入るという。
国際化の波が確実に押し寄せてきている現代日本において必須のアイテムと呼べるのではないだろうか。
こだわりの毛筆文字こそ自分発の
オリジナル・グラフィック・アートだ!
毛筆の文字には表情がある。
力強さ、繊細さ、そして何よりも人間の温もりを感じさせるものだ。
その昔、中国から漢字とともに入ってきた「書」というものが、日本の文化に育まれながら独自の世界を築いていったのはいうまでもない。
日本人の生活に密着しながら、オリエンタルなアートとしての発展も遂げていった「書」は、まさにグラフィックデザインの原点というべき魅力に満ち溢れているのだ。
そんな毛筆文字をオリジナルな画像として作成してもらうサービスが話題を呼んでいる。
「小野工房」や「ふでもじ.net」といった毛筆文字をデザインするサイトで、専属の作家さんに作成してもらった毛筆文字の署名を、WordやExelなどに取り込んで、署名入りの便箋などの作成が可能。
それを利用して、オリジナルのシールやTシャツを作る例もあるとのことで、まさに自分発のオリジナルアートとしても大切にしていきたいものともいえる。
このように様々なスタイルで用意ができる「署名」。
その自分だけのオリジナルな所有物にこだわり、そして大切にするということは、まさにこの現代社会において見失われがちな、自らのアイデンティティに誇りを持つことと同義なのではないだろうか。
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