クレジットカード裏面の署名欄(サイン)の必要性と記入時の注意点

クレジットカード裏面にある、署名欄。
「持ち物には名前を書いときなさい!」っていうお母さん的な理由じゃなく、他の人に不正に使われないよう、書く必要があるもの。例えば高い買い物をしたとき、伝票に書いたサインとカードのサインが照らし合わされて、本人かが確認されるために。

ところでこの署名、漢字がいいのかローマ字がいいのか、もっといえば“サイン”として、グジャグジャっとした書き方でも問題ないのか?
イマイチ分からない署名の限界を、日本クレジットカード協会に聞いて探ってみた。

漢字とローマ字、どっちでも大丈夫なんでしょうか?

「まったく問題ありません。海外でも漢字で大丈夫です」

ひらがなやカタカナは?

「こちらでも問題ありません」

フルネームじゃなく、苗字や下の名前だけだと?

「問題ありませんが、不正に使われないよう考えると、できればフルネームが望ましいです。ただし、業界として禁止はしていません」
じゃあ、イニシャルやアルファベット1文字もあまり良くない?

「そうですね、禁止していませんが、筆跡をマネされやすいので好ましくはありません」

筆記体や有名人のサインみたいな、グジャグジャっとした書き方は?

「問題ありません」

ロシア語やアラビア語など、日本で馴染みの薄い言語では?

「それも問題ありません」

文字じゃなく、記号や顔文字は?

「禁止されてはいませんが、カード会社によっては指導される場合があるかもしれません」<

自分の似顔絵を描いちゃうのは?

「やはりカード会社によっては指導されるかもしれません」

“一期一会”とか“不屈の精神”とか、好きな言葉を書いちゃってもいい?

「禁止されていませんが……あまり望ましくないとは思います」

他の人の名前を書いちゃうのは?

「同様に、あまり望ましくはないです」

まとめると「署名の内容について、カード業界としては禁止してはいない」っていうこと。そして「カード会社によっては、もしかしたら“フルネームで書く”などの規約があるかもしれない」という。

署名の限界はあやふや。ただ“不正に使われないようにするため”に署名があることを、しっかりと頭に入れてサインする必要がありそうだ。

不正に使われたカードの署名がおもしろ半分だったら、自分の責任になる可能性がある。
できれば自分の名前をフルネームで書いて、マネされないようにしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です